役者を始めたきっかけは、圧倒された大御所の俳優の姿

ForActorsは「芝居」に関する様々なゲストをお呼びしインタビュー形式のコンテンツです。
2014年7月号vol.1のテーマは「 役者を始めたきっかけ」です。
ゲストの石川裕太がいかに役者を始めるきっかけに出会い、スタートし、初芝居まで話を聞きました。

ForActors 2014年7月号 vol.1「 役者を始めたきっかけ」〜俳優:石川裕太〜

 

大御所の俳優との出会い

2014.07.01_1

 
 以前働いていた職場で、大御所の俳優さんに偶然お会いする機会がありまして、その方とお会いしたのが役者になったきっかけです。一目見ただけでオーラと言いますか、これが俳優なのかって思いました。柔らかく優しい感じがあるんですけど、シャキッと1本芯が入っている力強い感じがしました。色気もすごいんですよね。俳優の仕事をしてるから、そういう魅力的な雰囲気になっているわけではないと思うんですけど、人としての深さのようなオーラが衝撃的でした。

 
 それから俳優というものに興味を持ちましたが、実はドラマも映画もそんなに見たことがなかったんです。もっと言えば、ドラマをワンクール通して見たことはなかったですね。

 
 人前で何かを発表するということは、武道の演舞以外はなるべく避けてきました。人前に出ることが苦手で、自分から話しかけることも苦手でした。
 ただやってみたいっていう気持ちはありまして、もし自分に合わなかったり面白くなかったら、辞めていいかなっていう気持ちで始めたのは確かです。

  

役者を始める最初のステップ

2014.07.01_2

 
 映画やドラマを観る機会があったら、少しずつ演技を見るようになってしまって、それから演技って面白いんだなって少しずつ感じるようになりました。

 
 そこで、興味があるんだったらやってみようと思って、色んな事務所とか劇団とか、演技を学べる場所をインターネットで探しました。
 ただものすごい量がありまして、3ヵ月ぐらいはずっと仕事をしながら調べてっていうような状態が続きました。
 それから最初に決めた所が演劇だったんですけど、年に2回舞台を踏める場所で、週3回、1回の稽古が4時間ぐらいのワークショップのような所でした。

Q:金額はいくらぐらい?
 そこに決めた理由のひとつでもあるのですが、全然高くなかったです。稽古数が多く、稽古時間が長い、そして金額が安い。普通はそんなことないと思うんですけど、確か月額1万円もしなかったんですよ。
 それから当時神奈川県に住んでたんですけど、通える距離だったことも決めた理由の一つです。

 

役者として初めての芝居

2014.07.01_3

 
 ものすごく緊張しました。始めて3ヶ月後に舞台の本番だったんですけど、その間に教わったことがものすごく多かったんです。台詞を覚えるだけでも大変だったんですけど、もうがむしゃらに教わったことをやろうっていう感じだったんで、当時のことをほとんど覚えてないですね。

 
 それから芝居を始める前に人前に立つ経験をしていたので、大丈夫だろうって思ってたんですけど、それとは別次元の緊張でした。台詞を言われた時、舞台の周りの空気を感じる時が、どうしても自分として感じちゃうんですね。周りの目を石川裕太が意識し始めちゃうっていうような感覚がありました。それが素に返ってることだと僕は思っています。
 そこからちゃんと役のイメージが出来て、演じる楽しさを覚えてからは、感じ方が役を通して受けることができるようになりました。自分じゃないっていう割り切りみたいなのが自然とできるようになったのは、2回目ぐらいからでしたね。

 

[`evernote` not found]
LINEで送る

« »